たったひとつの冴えたやりかた

有名なSF小説
世界観を共有する中編が3編。

宇宙を舞台に、コールド・スリープあり、ワープあり、異星人ありの、古いSF小説にありがちな雰囲気。
しかし、SF小説でしかできないような、奇妙な物語が語られる。

異星人の役割が面白い。
表題作「たったひとつの冴えたやり方」では、女の子の脳に異星人の子どもが住み着く。
特殊すぎる生態を持つ異星人と女の子が仲良くなり、陽気に楽しく「たったひとつの冴えたやり方」するところなど、異様な迫力がある。

読み物としても面白いし、異生物・異文明という他者とどうコミュニケーションするかという視点で見ても興味深い。
そして何より、そういう物語を成立させるSFというジャンルが、素直に良いなと思った。

そんな感じで、SF再発見した気がする一冊。