32日目

実を言うと、ぼくの生活の中で最も自尊心が傷つき、劣等感に苛まれるのは、道場に居る時なんだよね。

当然です。
ぼくは頭と口を動かすことにかけては鍛錬を積んできた自負があるけど、身体を動かすことについては、長らく無視してきた。
道場で落ちこぼれるのも無理はない。

故に、道場は素晴らしい。
自尊心が傷つき、劣等感に苛まれるのは、結局、「自分と相手」という対立から離れられていないわけです。

「今の自分、先輩から見たらどうしようもない雑な技かけてるんだろうな」
「見学に来た学生っぽい人に、ヘタなヤツが一人混ざってると思われてるんだろうな」
などと思うのは、合気が十分じゃないからなんですよ。

「相手の視線を気にする」なんてナイーブなことをやってると、武道的には明らかな隙になるわけです。
先生がよく言うのは、技をかけるときに、相手を投げてやろうと思ってはいけない。相手を見てもいけない。

たぶん、なんらかの流れ(気の流れ?)に身を任せ、しかるべきときにしかるべき動きをした結果、自分と相手が離れている。
その時、誰かが転がっている。
そういう感じだと思う。たぶん。

というわけで、修行に励もう。
合気道がうまくなることで自尊心を回復することは目指さない。
(上を見るとキリがない世界だし)
そうじゃなくて、合気によって、自尊心による無駄な思考やら動きを省く。隙をなくす。
そういうところを目指して稽古したい。


○今日の技

・裏は、相手の背中に入り身する。横に入るのではない。
・目線は相手を見ない。
・二教の表は分かってきた。裏は複雑。
・三教はよく分からぬ。混乱している。
小手返しはもうちょっとで掴めそうなんけど。