60日目

日曜稽古。

実は、寝坊した。
布団の中で迷った。

「今から行っても一時間ぐらいしか稽古できないし、やめとこうかな……。この時間は体力の充電に当てて、また元気になってから稽古に行けば良いかな……」

だが、そこで脳裏をかすめたのは、前日、土曜の勉強会の記憶。
金谷治老子」を読んで、いろいろと話し合った。
その中で、「人間のさかしらな知恵=世界の一部を切り取った局所的な知恵ではなく、深遠な道(タオ)の知恵=世界を総合的にとらえる聖人の知恵を目指せ」的な話があった。
今のぼくの状況にあてはめれば、「稽古を休んで体力を回復したほうが良い」という、ぼくの判断力の範疇では合理的に思える思考は、諸先生方、先輩方の「とにかくたくさん稽古をしよう」というお言葉に反しているのではないか……

などと、めんどくさい思考を経て、一時間遅刻して道場に行ったところ、一ヶ月に一度くらいしかない、先生の稽古だった。
行ってよかったーー!

一教の取り方を詳しく指導してくださった。
相手の腕を270度回転させるためには、自分の手刀が270度回転する必要がある。
1,2,3と、三回に分けて90度回す。
そうすると、途中で自動的に手首が自分の手に吸い込まれる。

三教もそう。
左右の手の持ち替えで、相手の手を540度ぐらい回す。
※相手に近い手で手首!
もたもたしていたら、先生がその大きな手で、手ずから指導してくださった。
至福!
行ってよかったーー!


稽古後、みんなで喫茶店に行き、先生にケーキとコーヒーをおごってもらう。
八段の大先輩と話し、中1にして空手10年合気道2年やってる少年とも話せた。
行ってよかったーー!


今日の教訓。
つべこべ言わずに稽古に行くべし。