85日目

日曜稽古。
先生の稽古!

年度初めで入門者が多いためか、先生が色々と話してくださる。


・稽古は、初心者でもわかることを方便として言う。少しずつ上がっていくようになっている。

・理論を聞いてわかっても、体感でとらえないとものにならない。

・対象にのりづけ(Atachment)されたかのように執着する心を離れて、対象への傾注から、自分の精神の集中に移る。


・急所と呼ばれるみぞおちや眉間には、神経が集まっている。
 急所を突いて破壊するのは簡単。
 人なんてすぐに壊れる。
 車がぶつかってすぐ壊れるのと一緒。
 合気道では、破壊には使わない。
 急所に気を集めて練って、生命の高める。

・よーく呼吸を鍛錬するように。

・自分の身体と心を、自由自在に使う。
 誰が使うか。
 仏教では、それを仏性という。これは実存のことだ。

・無音の笑いで、ふっと安定打坐に入れるようにする。

・今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず。
 「立派な人間」か「真の人間」かは、どっちでも良い。
 天風先生の「真人生の探求」と関わりがある?

・念仏や祈りは哲学的な言い回しになっているが、優しく現代語訳すれば、だいたい怒らず、恐れず、悲しまず……になる。

・片手取りの四方投げ
 投げるときに後ろ足を出してはいけない。
 相手の手を取る時に、指を丸める癖がついている。
 手刀を立てたまま手を上げる。
 先生御自ら指摘してくださったが、当初意味がわからず……
 自分の番が終わったあとに、先輩がこっそり解説してくださった。
 そういう先輩になりたい。

 また、こういう間違いはたぶん前からずっとやってたんだけど、今日先生に指摘して頂いた。
 つまり、ここを指摘しても良いだろうという段階に達したのだと思う。
 道は長いが、進歩は実感できる。


・今やっている稽古は、気を練る稽古。
 相手を倒す稽古とは違う。そこを取り違えると、違う稽古になってしまう。



 稽古後、先生にケーキをおごっていただく。
 道場生がちょうど年齢2倍であることがあきらかになったり、プロの写真家がいることを知ったり、またもや色々と発見が。

 別れ際、意を決して先生に話しかけ、級を頂いた御礼と、天風先生の偈について質問する。
 まとまっていなくて、歩きながらだったので、ぐちゃぐちゃとお尋ねしてしまったが、お話できてよかった。