275日目

審査の日。

呼吸。
宇宙が死んでいて地球が生きているなんてことはない。みんな生きている。

合気道は遠心力を使う。剣も槍も遠心力を使う。
そのためには体を柔らかく使うのが条件だ。
ただ力を抜くんじゃない。
腹に呼吸を入れて肛門を締める。

結界を作る。
目線は2メートル先の地面。
そんなこと大先生は言わなかった。技の説明もしなかった。

正面打ち入り身投げ、腕を添わせて呼吸投げ、くぐって呼吸投げ。
小手返し

入り身投げ、右手と右足を同時に出す。

小手返し、右手と右足を同時に出す。
入り身投げよりは浅く。
自分の腕がある程度伸びる距離で。
小さく丸める。

先生が白帯を凝視していたので、これはチャンスとかかっていたら、先生が白帯の人に指導を開始。
そしてぼくの手を使って小手返しを実演してくださる。
関節すべてが一瞬で畳まれる感触。
手全体にガリガリした痛みが残る。ちょっとザラザラした感じ。
別次元の技だ……


審査開始。
二級、二段、三段で受け身を取らせていただく。 同期前後の初段組が軒並み病気見学などで受け身が取れず、がっつりやらせていただく。
たぶん今日道場に来た人の中で一番動いたのでは……
二段、三段の受けはなかなか怖い。
取り側が軒並みゾーンに入っている。
二段、A先輩は荒々しく、T先輩はいつにも増して鋭かった。取り側のドーパミンアセチルコリンが伝わってくるかのような時間だった。
三段、K先輩はとっても冷静な澄み切った印象、K先輩はとても柔らかく日頃よりさらに丁寧な技にしている感触を受けた。



座の呼吸、相手の手首をひっかけて捕まえる感じができた!